起業家が多数登壇するIVSスプリングワークショップ、19日(土)にSFCで開催

19日(土)、SFCにてIVSスプリングワークショップ2014 in SFC(以下、IVSスプリングWS)が開催される。IVSスプリングWSは、ネット業界のさらなる発展をめざし、大学生・大学院生など若者の育成・啓蒙活動を行うイベントである。グリー株式会社の青柳直樹氏、株式会社カヤックの柳澤大輔氏など、SFC出身の起業家や経営者によるパネルディスカッションなどが予定されている。今回、運営を担う学生スタッフの宍戸直也さん(環4)にIVSスプリングWSについて話を聞いた。

宍戸直也さん(環4)

—IVSとはどのようなイベントなのですか?

　IVSとは、Infinity Venture Summit という、IT業界の国内外の経営者・経営幹部を対象とした年2回の招待制オフサイト・カンファレンスで、毎年札幌と京都で行われています。ベンチャー業界内では大きなイベントとして知られており、毎回海外ゲストも含め600名近い方々がご参加されています。カンファレンスを通したベンチャー業界の動向や経営に関するセッションはもちろん、ネットワーキングパーティーやピッチイベントなども、高い評価を得ています。

　そのIVSが学生向けにWSを開催しており、これまで京都大学と慶應大学の日吉キャンパスで開催してきました。今回はSFCの卒業生である、株式会社コロプラの千葉功太郎さんがIVS運営側にお話をもちかけてくださり、IVSスプリングWSとして、初めてSFCで開催されることになりました。

—これまで開催されてきたWSとの違いはありますか?

　これまでのWSでは、スピーカーがお話をし、それに対してオーディエンスが質問をするというセッション形式のみでしたが、今回SFCで行われるIVSスプリングWSでは、スピーカーとは別に卒業3-5年目の方をメンターとしてお呼びし、ランチセッションを行う予定です。ここでは、私たちと同じ舎で学び、そして今社会で活躍されている先輩と直接コミュニケーションができるため、専攻分野の違いを超えて、同じSFCという文脈を踏まえながら話ができるいい機会になると思います。

—IVSスプリングWSの魅力はどこにありますか?

　IVSスプリングWSの魅力は、3つの「つながり」だと思っています。まず1つめに、『こんな人になりたい』『そんな経験がしてみたい』と思う登壇者とのつながりが生まれます。2つめに、参加者同士のつながりです。選抜制のイベントなので、志が高い学生が集まります。その中でとても密度の濃いネットワークが生まれます。3つめに、文脈のつながりです。IVSスプリングWSは多数のセッションがあります。たくさんの登場者の意見を聞いていると、他の登壇者の話がつながる瞬間があります。そうした「文脈がつながる瞬間」を楽しんでいただきたいです。

IVSウィンターワークショップ2013の様子(IVSより提供)

—SFC生に向けてコメントをお願いします

　たくさんのスピーカーの方がいるので、一人でも話を聞いてみたいと思うスピーカーがいれば、ぜひエントリーしてみてください。選考が不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、IVSスプリングWSというイベントに対する自分の素直な気持ちを書いていただければ問題ありません。また自分の気持ちを文字にするプロセスを経ることで、IVSスプリングWSに対していいモチベーションで臨めると思います。

　イベントとしての知名度が高いため、関東圏全域や関西の大学生からもエントリーが集まっています。SFCでのIVSスプリングWSは、3・4年生にとっては最後のWSになるかもしれません。ぜひこの機会を通じてIVSの素晴らしさを感じていただければ幸いです。



　さまざまなつながりが生まれ、そして学生の思いを変えるきっかけとなるであろうIVSスプリングWS。エントリーは当日まで受け付けているので、ぜひ参加してみてはいかがだろうか。またSFC CLIP編集部では当日の様子も取材する予定だ。



なおセッションスケジュールは以下のように予定されている。