8日(木)、大手メディアによると、大阪地検特捜部は、森川富昭環境情報学部准教授(以下、森川准教授)を別の収賄容疑で再逮捕したと発表した。

同企業からさらに115万円の収賄疑惑

森川准教授は、前職徳島大病院部長時代に徳島大病院の医療情報システム関連の受注先選定において、ダンテック社に対して便宜を図った見返りに現金約160万円を受け取ったとして、昨年12月に収賄罪で逮捕・起訴された。現金の受け渡しは2010年3月-2012年1月の期間に3回に渡って行われた。収賄した160万円は、当時自身が通っていた徳島大院の学費に充てたという。
 この件とは別に同社からさらに115万円受け取っていた容疑が浮上し、今回再逮捕された。2010年9月-2011年3月の間、4回に渡り現金で受け取っていたとみられている。大阪地検特捜部は、森川准教授の容疑認否については明らかにしていない。
 

森川准教授への措置は未定 卒プロ履修者にはメンター変更の特別措置

16日(金)、SFC CLIP編集部が義塾広報室へ取材したところ、森川准教授に対する措置は、本人が拘留中のため、現時点では未定だという回答が得られた。
 2015年度春学期の時間割は3月11日に公開される予定であり、森川准教授が担当する授業が開講されるかどうかはその時に判明する。
 森川准教授が卒プロメンターを担当している学生については、学事窓口で個別に対応をしている。
 また、森川富昭研究会に所属していた学生(総4)によると、森川准教授をメンターとする卒プロ2履修者は、村井純環境情報学部長・教授にメンターを変更する特別措置が取られることになっているという。