SFC全館「高層化」、施設充実でより快適に
2013年4月1日に更新されたエイプリルフール企画記事です
SFC構内にある建物が、2020年を目処に全館高層化することが、1日(月)、SFC CLIPの調べで分かった。講義で普段利用するκ、ε、ι、ο、λ、θ、Ωの各館と、メディアセンター、Α館、大学院棟τ、Δ、体育館など、すべての建物が建て増しされ高層となる。最高9階建ての校舎を有する三田キャンパスに対抗し、様々な施設を充実させるのが狙いだ。
高層化により、κ-ο、λのコの字連結棟は、見上げるほど高くなる。もちろんエレベーターが設置される。普段の講義で利用できる教室が大幅に増える他、給湯・冷暖房設備ともに充実した研究室が多数入るという。
教授の1人は、「講義で学生に立ち見させてしまうことに対して、日頃からかわいそうに思っていた。広い教室が増えるのは嬉しい。研究室も快適になり、研究により一層身が入るだろう」と述べた。
さらに、同棟の最上部には、未来創造塾のプロジェクトの一環として、学生が宿泊可能な個室も導入される。SFC生なら、学生証を見せるだけで誰でも無料で素泊まりが可能だ。深夜にも困らないよう、コンビニの誘致も考えているという。
「iMacが並ぶ特別教室は、私物の大量放置や飲食物のゴミなどで、とても綺麗とは言いがたい環境だ。宿泊用の施設を整えることによって、特別教室の美化にも繋がると考えている」と、高層化計画の担当者は話す。
また、写真のように、Ω館は縦に長い円柱と直方体が組み合わされた建物となる。現在は実質4階建てだが、高層化によって10階建てと同規模の高さとなり、講義用の大教室が10教室に増える予定だ。
「慶應と言えば三田の印象が強く、常に三田に対してコンプレックスを抱いていた。ビルの高さが三田より高くなるとのことで、かなり気持ちが良い」と、ある学生は言う。
しかし、Ω館に関しては建物の構造上、エレベーターを設置することができないという。したがって、上階の講義室に行くときも、スロープと階段を利用するしかない。この点、高層化によってむしろひどく不便になると言えるだろう。
「それだったら、高層化なんかしなくても良いんじゃないでしょうか。むしろ迷惑ですよ」と言うと、高層化計画担当者はなんだか複雑そうな顔をして俯いてしまった。
賛否両論あるものの、高層化により様々な施設が新たに設置・導入されるのは間違いない。より快適な大学生活が送れる後輩たちが、羨ましくてたまらない。
※本ニュースはエイプリルフールの為に作成されたものです。実際のニュースではございません。