CLIP編集部に、「タブリエ・ファカルティクラブの料理が、地元で毎朝仕入れる採れたての野菜を使うことで格段に美味しくなった」との情報が入った。今回の食ざんまいでは、そんなタブリエに突撃取材。裏メニューや、新年会のプランなども紹介する。

毎日新鮮、見慣れない食材も…これは何?

 私達が取材に伺ってまず出てきたのが、巨大なプレートいっぱいの野菜。長ネギ、白菜、キャベツ、トマト、しいたけ、カラーピーマン……これらはすべて、お店の方が朝一番に近所の市場へ出向いて仕入れてきたもの。地元・藤沢市や平塚市で採れた、新鮮なものばかりだ。少し前から仕入れを八百屋経由ではなく、直接市場に出向く形に変えたとのこと。これにより野菜の鮮度とバリエーションが格段に向上した。お客さんからの評判も上々のようだ。中には普段、見慣れない食材もある。

新鮮野菜の巨大プレート新鮮野菜の巨大プレート

 「このギザギザした野菜は、ロマネスコといって、ちょうどブロッコリーとカリフラワーの中間のような野菜です。白くて細長い生姜のようなものは、西洋わさび。こっちの菜の花みたいな葉は、アスパラ菜です」

 他にも、ラディッシュ、柚子、ハナビラタケ、わさび菜、栗かぼちゃなど、様々な野菜がプレートを彩っていた。当然、季節によって仕入れることができる野菜の種類は変わる。日によっても少しずつ違い、同じものがいつも手に入るとは限らない。そのような新鮮な地元野菜を使っているので、タブリエの料理は毎日微妙に変化しているのだ。

早速試食! おすすめ絶品パスタ

 地元の新鮮な野菜を使ったパスタを数品試食することができた。

トマトとルッコラのパスタ(手前)と、しらすと柚子のペペロンチーノ(奥)トマトとルッコラのパスタ(手前)と、しらすと柚子のペペロンチーノ(奥)

 「トマトとルッコラのパスタ」。おなじみのくどすぎないトマトソースで、温かいパスタの上に乗った冷たい角切りトマトがとても瑞々しく、程良い茹で加減に定評があるタブリエのパスタとベストマッチ。たっぷりのパルメザンチーズがルッコラの苦味とよく合う一品だ。

 「しらすと柚子のペペロンチーノ」。柚子と、にんにく・オリーブオイルの香りが食欲をそそる。大ぶりの釜揚げしらすがパスタと絡んで、不思議な食感を楽しめる。後からくる唐辛子のピリリとした辛さも、やみつきになってしまうこと請け合いだ。

ハナビラタケとしいたけのペペロンチーノハナビラタケとしいたけのペペロンチーノ

 3品目、「ハナビラタケとしいたけのペペロンチーノ」。香ばしいきのことオリーブオイルの優しい香りが、ふわり。色のついていない舞茸のような見た目のハナビラタケは、きのこ独特のクセが少なく、きのこが苦手な方でも美味しく食べることができる。ベーコンチップのあとひく塩気が絶妙だ。

 最後は「ロマネスコとホタテのクリームパスタ」。クリーム系で重たいのかと思いきや、アスパラ菜とわさび菜が合わせてあることで案外あっさりと食べられる。ホタテもたっぷり載っていて、見た目も豪華。甘くて柔らかいロマネスコの食感も楽しい。端に添えられた西洋わさびを少し加えると、爽やかな風味に変わるので、お好みでどうぞ。

ロマネスコとホタテのクリームパスタロマネスコとホタテのクリームパスタ

裏メニュー!? レディバードでもパスタが食べられる!

 上記のパスタは、普段はタブリエ・ファカルティクラブにてサラダバー・ドリンク付き950円で提供されている。しかし取材の中で、レディバードカフェでもこれらのパスタを注文できることが判明。レディバードカフェは学生の要望で丼物メニューが中心なのだが、タブリエ・ファカルティ内のパスタも提供可能だそうだ。価格は単品で650円。日替わりの野菜を毎朝仕入れるため、固定メニューの紹介はできないのだが、この量、この質で650円なら大満足できること間違いなしだ。注文の前に今日のおすすめは何か、お店の方に訊いてみるのも良いだろう。

 なお、タブリエ・ファカルティクラブは本来、教職員と大学院生専用だが、教職員と院生の利用の妨げにならない程度での学部生の使用は黙認されているようだ。

シフォンケーキサービス! タブリエで新年会をしよう!

 タブリエで新年会を予約すると、なんと10名様ごとにシフォンケーキ1ホールがサービスされる。1500円で食事のみのプランに、追加1500円で各種カクテル、ビール、ワイン飲み放題のプランにすることができる。プラン、値段、食材は相談可能とのこと。シフォンケーキサービスつきの新年会プランは1月いっぱいで終了予定なので、予約したい方はお早めに。お問い合わせは、タブリエ・レディバードカフェまで。新年の営業は1月6日(金)より。