食堂では現在、「九州沖縄フェア」を開催しており、ゴーヤチャンプルーや長崎ちゃんぽんなど、九州以南の様々な料理を展開している。今回の食ざんまいではこのうち5品を特集する。どれも暑い夏にピッタリのメニューだ。

新鮮レタスとたっぷりひき肉の絶品タコライス

タコライス

 まずは、沖縄料理として今や全国的に親しまれているタコライスを試食。平皿に盛られた白いご飯の上に、新鮮なレタス、たっぷりのひき肉(いわゆるタコミート)とチーズが載っている。一口食べてみると、ソースでしっかり味付けされたそぼろ状の肉が、レタスのシャキシャキ感と合わせて絶妙な食感だ。量も多いので、食べ応え抜群。夏の熱い日に、沖縄を感じながら食べたい一品だ。ただ、せっかくチーズが散らしてあるにもかかわらず、チーズのまろやかさがほとんど感じられないのが残念だ。チーズの種類を変えるか量を多くすると更に美味しくなりそうだ。セルフのパルメザンチーズをかけると良いかもしれない。

苦味と塩味のハーモニー、ゴーヤチャンプルー

ゴーヤチャンプルー

 次は、ゴーヤチャンプルー。付け合せのおかず用に、保温器の中で販売されている。量は少なめなので、メインのおかずとして食べたい方は2皿取ってみても良いだろう。具材は、ゴーヤ、卵、豆腐、ニンジン、タマネギ、キャベツ、万能ネギなど、定番の組み合わせ。豆腐と卵のふんわり感、ゴーヤのシャッキリ感が楽しめる。こちらも沖縄の雰囲気に浸れる一品と言えるだろう。味付けが塩コショウのみなので、しょうゆをかけても美味しく食べられそうだ。

魚介と豚肉の贅沢太麺! 長崎ちゃんぽん

長崎ちゃんぽん

 続けて、長崎ちゃんぽんも注文。まずそのボリュームに驚く。今回注文したのはMサイズだったが、麺が見えないほどの量の具が乗っている。イカや貝柱などの魚介類は非常に柔らかく、豚肉も丁度いいサイズにカットされているため食べやすい。シャキシャキとしたニンジンとキャベツにタマネギの甘みが程よく絡み、あっさりとしたスープに絡む太麺はもっちりしていて食べ応えがある。普通のラーメンに飽きた方には是非とも食べてもらいたい一品だ。

今までに食べたことのないメンチ! 黒豚メンチカツ

黒豚メンチカツ

 さらに、黒豚メンチカツを食べてみた。箸をいれた瞬間に香ばしい香りが広がる。たしかにメンチを食べているのだが、歯応えのある黒豚を食べているようなしっかりとした食感が口に残る。タマネギの甘い優しい味が、さらに食欲をそそる。添えられた野菜と食べると、いくつでも食べられる感覚になっていく。お腹が満たされる一品だ。

チキチキ南蛮? 歴史ある宮崎県のご当地グルメ

チキン南蛮

 最後にチキン南蛮を食べた。チキンにかかっていたタレは、マヨネーズとタルタルソースがうまく合わさっていて、あっさりとした風味に仕上がっている。チキンは柔らかくジューシーに焼かれている。

 ちなみに、南蛮料理とは16世紀に日本に伝わってきた幅広い西洋料理を指す。チキン南蛮は宮崎県内では定番メニューであり、宮崎のご当地料理として広まっている。そんな本品を是非食堂で味わってみてはいかがだろうか。

 この九州沖縄フェアは、まだ期限は決まっていないそうだが、期間限定メニューであることは間違いない。提供が終了してしまう前に、ぜひ食べに行こう。