この連載は、SFC CLIP編集部員がSFCや湘南台付近のラーメン屋さんに出向き、食べた感想をレビューをするという、美味しい企画だ。実は、湘南台は神奈川県でも有数のラーメン激戦区。我々ラーメンCLIPの最終目標は、これらのラーメン屋を全て味わい、レビューすること。

 今回は、湘南台駅前のラーメンショップくいしん坊を取材した。



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 このラーメンショップ、SFC生からは「ラーショ」「ラメショ」等と呼ばれて親しまれているお店だ。湘南台駅西口を出てファミリーマートのある通りを進んだつき当りにあり、駅から近いことも魅力の一つだ。営業時間も(月)-(土)は11:00-28:00と、明け方まで開いているのでありがたい。(日曜日は11:00-21:00まで)

Maps(くいしん坊)


今年新しく入った編集部員を連れていざ入店!


 店内は、カウンター席とテーブル席(4人がけ×3)に分かれている。注文は、メニューを選んで食券を買うという、ラーメン屋では一般的な方法だ。カウンター席は屋台風の装飾になっていて、独特の雰囲気を醸し出している。
 今回は4人での来店だったためテーブル席を選択。メニューによっては麺の硬さや太さを変更できるそうだが、今回は特に変更はなし。そのまま食券を渡してしばし談笑していると、待望のラーメンがやってきた。

 来店した編集部員が選んだラーメンは、ラーメン(500円)、塩ラーメン(600円)、角煮ラーメン(750円)、ネギラーメン(650円)。

どこか懐かしさを感じさせるラーメン


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 実を言うとここのラーメンショップには何度も来たことがあり、このラーメンも何回か既に食べたことがある。ラーメンショップのラーメンはあっさり目の醤油ベースのスープが特徴だ。トッピングもチャーシュー、メンマ、刻みネギ、ノリ、というようにオーソドックスなものだ。
 食べてみると、麺とスープが程よく混ざり合い、食べやすい。昔ながらのスタンダードなラーメンはやはりいいな、と再確認させてくれる。500円でしっかり本格派なラーメンを食べることが出来るのは嬉しい。

平打ち麺、まろやか塩ラーメン


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 まずスープを口に運ぶと、濃い目の塩味とマイルドな後味が広がる。麺は平打ち麺となっているが、好みによって縮れ麺や細麺も選択することができる。平打ち麺の噛みごたえはちょうどよく、スープとの相性も良いため、つるつるとしていてのどごしも抜群だ。
 トッピングは、シャキシャキのネギともやしに、とろとろ過ぎず、硬すぎずちょうどよい歯ごたえのチャーシューが一枚。プラス100円で、コーンやバターなどのトッピングもできる。塩ラーメンとバターと組み合わせで、塩バターラーメンや、塩バターコーンラーメンなどの組み合わせもおすすめだ。

たっぷり! あっさり! 角煮ラーメン


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 麺は一般的な縮れ麺で、細さも固さもスープとのからみはちょうど良い。スープはあっさり目でくどくなく、「昔ながらの味」といった感じで飲みやすい。メインのトッピングである角煮は柔らかめで食べやすく、口の中で程よく溶ける。あっさりしたスープが良くしみ込んでいて、誰にとっても食べやすいだろう。
 角煮の量は一見多そうには見えないが、実際食べてみたらお腹いっぱいで満足することができた。角煮も麺もボリュームがあり、満足度が高い一品だ。

シャキシャキ感が最高! ネギラーメン


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 麺の上にたっぷりと白髪ネギの乗ったネギラーメン。トッピングはネギ、細切りチャシュー、もやし、と、かなりシンプル。コラーゲン入りのスープが細麺に絡み、そこにネギのピリリとした味とシャキシャキの食感が加わる。
 しつこくない上品な味が特徴で、「ラーメンは重たいからちょっと……」という女性にもオススメだ。

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 湘南台付近には他にも多くのラーメン屋が軒を連ねており、次回どこへ行くかはまだ未定だ。しかし、我々は次回も素晴らしいラーメンとの出会いに期待したい。ラーメンCLIP完全制覇の道はまだまだ続く……。