SFC CLIP編集部員が、湘南台の美味しいラーメン屋さんを巡ってレポートする「ラーメンCLIP」。4回目となる今回はら~めん麺の月をレビューする。

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 ら~めん麺の月は、湘南台駅西口にある。西口出口Aすぐ手前の交差点を北に折れ、そのまま坂を下ると左手に「ら~めん麺の月」と書かれた文字と月の模様が描かれた看板が見えてくる。入り口は、道路側からは少し見づらいものの、階段を降りた先にある。


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 入り口手前に置いてあった立て看板に「絶品 担々麺」と書かれており、担々麺がイチオシのラーメン屋ということで期待が高まる。担々麺は、辛さの強弱を段階的に調節することが出来る。営業時間は11:30-21:00まで。水曜日は定休日なので注意。

 座席は、カウンター席とテーブル席で別れている。注文のシステムは食券制。なお、テーブルにもメニュー表が置かれているので、席に座ってからゆっくりとメニューを選ぶことも出来る。
 メニューは、ラーメンや担々麺、つけ麺など種類が豊富。メニューによっては、麺のタイプを太麺にすることが出来るので、自分の好みに合わせて調整することも可能だ。
 今回注文したラーメンは、醤油ラーメン(630円)、塩鶏野菜ラーメン(750円)、鶏そば(730円)、塩チャーシュー麺(880円)、担々麺(780円)。

プチプチ食感の細麺にふわとろチャーシュー! 醤油ラーメン


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 あっさりとした醤油味のスープが、程良い硬さの細麺にアクセントを与え、絶妙にマッチしている。スタンダードな醤油スープだからこそ、この麺の味わいをより引き立てている。
 スープ、麺と来れば、次はトッピングが気になる。中でも印象的だったのはチャーシューだ。箸でつかもうとすると脂身が崩れるくらいの柔らかさ。口の中で自然ととろけると同時に、肉の旨味がじゅわっと口に広がる。
 スープによって引き立てられた細麺の食感、そして旨味があふれるチャーシューの柔らかさが印象に残る一杯だ。

野菜のボリュームたっぷり! 塩鶏野菜ラーメン


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 塩鶏”野菜”ラーメンと銘打っているだけあり、麺が見えなくなるほどキャベツともやしが盛られている。それに加え、こんがりと焼かれた鶏肉のジューシーな脂と、スープのあっさりとした味が調和して美味しい。
 今回選択した太麺は、しっかりとコシがあって野菜とよく合う。麺、スープ、トッピング、全てにおいて満足感の高い一杯だ。

スープが独特! 鶏そば


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 まずスープを一口飲んでみると、ダシの風味が食欲をそそる。しっかりした味だが薄味すぎず、あっさりしていて飲みやすい。麺は、一般的な中太麺で、口に入れた時に一緒にスープの味を運んできてくれる。
 スープも麺も非常に食べやすく、すぐに完食してしまった。豚骨ラーメンや醤油ラーメンに食べ飽きた人にはぜひ食べていただきたい一杯だ。

チャーシューが絶品! 塩チャーシュー麺


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 スープはさっぱりとしていながらも、コクのある味わいだ。これに歯ごたえのある細麺がよく絡み合う。
 箸でつまもうとするとほろほろと崩れてしまうほど柔らかく煮込まれたチャーシューは、スープの味がしみこんでいて、口に運ぶと口の中で溶けていく。脂身が多いがしつこすぎず、4枚のチャーシューはあっという間に無くなってしまった。
 さらに、焦がしネギがスープのアクセントとして味に深みを加えている。総じてバランスがよく、満足度の高い一品だった。

正当進化した味わい担々麺


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 7段階の辛さから選べる。今回はその中の「普通」を選択した。見た目は一般的な担々麺といった感じだが、いざ食べてみると、とにかく挽肉が多く、麺は太め、スープも濃厚なので満足感がある。
 オーソドックスな味付けを洗練させていったようで、さすがは看板メニューだけある。何度食べても飽きない味だ。なお、替え玉で細麺を入れることができる。食感が変わってこちらも美味しいので、ぜひ試していただきたい。
 ちなみに担々麺には穴の空いた金属のスプーンがついてくる。担々麺は細かい挽肉が残りやすいのだが、このスプーンを使うと底に残った挽肉も楽々食べられる。食べやすさも考慮されていて満足できた。

 ラーメンCLIP第4回目はら~めん麺の月を紹介した。次回も湘南台近辺のラーメン屋を探して、ラーメンCLIP、まだまだ続く。