29日(火)、SBCセンターにてSFC生のマイプロジェクト発表会「しぇあぷろ!」が開催された。しぇあぷろ!は鈴木寛研究会所属の門野力也さん(環3)が主催するイベントで、現役のSFC生が登壇し、自身の経歴や活動内容などを発表する。第4回となる今回は3人が登壇した。

今回のしぇあぷろ!は、登壇者と来場者が打ち解けるためにアイスブレイクから始まった。参加者にはコーンスープとクラッカーが振る舞われ、アットホームな雰囲気での開催となった。

ヒッピーから始まる社会への抵抗

最初の登壇者は松岡大雅さん(環2)。「ヒッピーと資本主義」をテーマに創作活動に取り組んでいる。このテーマを選んだのは、社会を変えるというモチベーションを持ちながらも社会の枠組みにとらわれないヒッピーの姿に憧れているからだという。

最初に登壇した松岡さん

最初に登壇した松岡さん

そんな松岡さんは、現在の社会にたいして「自分たちは意外と他の誰かに作られた世界で生きてきた」と感じているそうだ。社会の慣習から普段身につけている服まで、誰かによって作られたものが多く、それに対して抵抗することが現代を生きるヒッピーなのだと語った。そのため、社会への抵抗として、DIYなどを通して自分で作れるものはクオリティーを問わず自分で作っていきたいという。実際の活動では、作業用の衣類や家のテラスなどを制作しているほか、街中に花を置いたり、フタを開けるとシャボン玉のでてくるゴミ箱を置いたりと、街を明るくする活動もしているそうだ。またSFCでは、自分たちでキャンパスを作っていくというSBCの理念に共感し、デザインチームでグラフィックを担当しているという。

「きだFAB」で変えるものづくりの世界

続いて登壇した木田雄貴さん(環2)は、「自分のやりたいことを追い求める」ことの重要さを訴えた。実際に木田さんはクリエイティブ・コモンズに関する法律や自動運転など様々な研究をしているという。また、SFCのOBとの交流イベントへ参加した体験を紹介し、イベントなどに足を運んでみることの重要さも語った。

デジファブの創作物を紹介する木田さん

デジファブの創作物を紹介する木田さん

そんな木田さんはものづくりに関しても共通した気持ちを持っており、「何かを作りたい!」という気持ちだけあれば、申請書もいらず、料金もかからずにものづくりができるスペースを作っていきたいそうだ。そのため「個人規模のものづくり」をテーマに自宅の炊飯器の脇にファブスペース「きだFAB」を建設中だという。レーザーカッターを自宅で組み立て、12月末には3Dプリンターを導入予定だそうだ。また、今後デジファブをサービスとして他者に提供していくにあたり、製造物責任の問題などの障壁があることも説明した。

開かれるドローンの可能性

最後に登壇したのは、ドローンレースチームKARTや武田研究室でドローンの操縦をしている小原志優さん(総2)。ドローンによる空撮映像を紹介したほか、SFC上空を空撮した時に学事から注意された経験をもとに、ドローンの使用上のルールを説明した。また、ドローンの空撮以外の使い道として、発光するドローンを飛ばす作品やドローンによるフリースタイルを紹介し、ドローン自体が芸術作品になりうることを強調した。発表後半では実際のドローンのカメラをヘッドマウントディスプレイと接続し、ドローンを実際に扱う感覚をレクチャーした。

実際のドローンを用いて説明する小原さん

実際のドローンを用いて説明する小原さん

今回のしぇあぷろ!は、様々な分野に関する経験や問題点が聞けただけでなく、和気藹々とした中で発表者との交流を深められる場となっていた。しぇあぷろ!は今後も開催される予定なので、興味がある人はぜひチェックしてみよう。

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