平塚商工会議所青年部20周年事業「平塚スタイル創造プロジェクト 公開ディスカッション」におけるSFCチームの活動報告です。


「平塚商工会議所青年部20周年事業「平塚スタイル創造プロジェクト 公開ディスカッション」におけるSFCチームの活動報告」
去る6月6日(土)、平塚中央公民館にて、平塚商工会議所青年部20周年事業の一環として、「平塚スタイル創造プロジェクト 公開ディスカッション」が行われた。当日、同事業に協力しているSFC学生有志のチームと産業能率大学の学生有志のチームが、司会の田子千尋氏とコーディネーターである(株)湘南ベルマーレ社長の真壁潔氏、コメンテーターの商工会議所の方々を交えて、プレゼンテーションとディスカッションを行った。
SFCからは、政策・メディア研究科後期博士課程西田亮介のコーディネートのもと、環境情報学部4年 連勇太朗、政策・メディア研究科修士課程SIコース1年 増崎孝弘、環境情報学部2年 藤井俊輔、環境情報学部3年 平野巨樹を中心とする、建築、コンテンツ製作、地域活性化など様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、約1ヶ月に渡って平塚のフィールドワークや資料作りなどディスカッションの準備を行ってきた。
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イベント当日は、150人近い観客のもと、連、増崎、藤井、平野の4人が登壇し、「archi-commonsによるSFC的平塚スタイルの創造」というテーマでプレゼンテーションを行った。
このarchi-commonsいう概念は、連が開発する暗黙知と形式知の循環を関係アクターでシェアしながら、価値の創造に取り組むweb2.0的なナレッジ・マネジメント手法である。
その後、イノベーション概念の解説や食への適応の可能性、関係アクターで情報を共有するための言説の在り方などがSFC生、産能大生、コーディネーターの間では議論された。真壁氏からは、新しいメディアと手法を活用したソーシャル・イノベーションを打ち出すSFC生に対し、中高年層へのアピールにおける既存メディアの有用性を指摘された。これは新手法にこだわるSFCチームへの、まちづくりの現場からの有意義な指摘と言えるだろう。
だが、この指摘に対してもSFCチームから、「確かに高齢者や既存の枠組にあわせていくことも必要だが、同時に、そうした人々も「新しいもの」に関心を持ってほしい。」と反論がなされるなど、SFCチームを含めた登壇者の間で熱い議論が行われた。このようにして、当イベントは盛況のうちに幕を閉じた。
このプロジェクトは、今後も継続していき、商工事業者の方々の協力のもと、実際の食品の開発、販売、広告モデルの開発などを行っていく予定である。
関心のある方は
平塚商工会議所青年部20周年事業 平塚スタイル創造プロジェクトコーディネーター/政策・メディア研究科後期博士課程 西田亮介 ryosuke[at]sfc.keio.ac.jp ([at]を@に変えてください)まで、ご連絡下さい。
平塚スタイル創造プロジェクトSFCチームのブログはこちら↓
http://sfc-hiratsuka.blogspot.com/