NPO法人マイスターネットでは、第55回講演会「『ジュリアス・シーザー』から見る古代ローマのリーダー像」を開催します。学生は無料となっていますので、是非ともご参加ください。


・日時:2011年2月19日 (土) 15:00-18:00
・場所:藤沢市市民活動推進センター A会議室
・TEL:0466-54-4510
・会費:正会員および学生 無料
学生以外の非会員(ビジター) 700円
・講師:永田 典子
<講演概要>
 日本では、「シーザーは英雄、ブルータスは裏切り者」と見る。しかし、それは真実だろうか。
 ジュリアス・シーザー [ラテン名 ユリウス カエサル] と言えば、「賽は投げられた。」、「来た。見た。勝った。」等の名言で知られる古代ローマの英雄である。シーザーは、ガリア(現在のライン川以西の西ヨーロッパ地域)に進攻し、ドーヴァー海峡を越えてブリタニア(現イギリス)まで進攻した。かのウインストン・チヤーチルが大英帝国の歴史はこれより始まる、とする紀元前55年8月26日に最初のローマ船がブリタニアの海岸に到達した。
 しかし、シェイクスピアの戯曲の『ジュリアス・シーザー』を読んでみると、主人公のシーザーは第3幕1場で暗殺されてしまい、その後はブルータスやアントニー(アントニウス)が中心的な人物になっていて、一体この戯曲の主人公は誰なのか、と疑問に思う程である。イタリアのルネッサンス人はブルータスを高く評価したとのことだが、シェイクスピアもそのルネッサンスと言われる時代の人である。近代の劇作家バーナード・ショウは、「人間の弱点ならばあれほども深い理解を示したシェイクスピアだったが、ユリウス・カエサルのような人物の偉大さは知らなかった。『リア王』は傑作だが、『ジュリアス・シーザー』は失敗作である。」、と言っている。
 ジュリアス・シーザーの生涯をたどり、シェイクスピアの描いたシーザーと比較しながら、古代ローマの英雄のリーダー像に迫ってみたいと思います。
<講師紹介>
永田 典子
 学生時代、シェイクスピア研究会に所属し、シェイクスピア劇上演に参加。大学卒業後は、高校の英語教師となったが、演劇としてのシェイクスピア劇に興味を持ち続ける。
<開催場所詳細>
会場:藤沢市市民活動推進センター A会議室 (藤沢駅より徒歩6分)
電話:0466-54-4510
NPO法人マイスターネットの詳細については、下記を参照下さい。
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