問題が山積している日本の地域医療

みなさんは「日本の地域医療」と聞いて何をイメージしますか。

身近な医療のこと?診療所で受ける医療?地方や田舎の医療?それとも最近問題となっている医師不足や救急患者のたらいまわし問題、あるいは高騰する医療費問題でしょうか。

日本の地域医療は多くの問題を抱えていますが、どれも解決が難しいものばかりです。

地域医療の問題を理解し、解決しようとするならば、とても複雑な医療制度・政策の理解だけでなく、医学的な知識も求められます。その上で本質的な問題・原因を突き止め、独創的な発想力で根拠に基づく効果的な政策を考案しなければなりません。さらに実現に向けて、利害対立する関係者と合意形成しなければなりません。

見方を変えれば、医療政策上の課題解決は、高度な問題発見・解決能力を身につける恰好のトレーニング機会と言えます。

日本の地域医療、医療政策について理解を深めたい、問題発見・解決能力を高めたい方にぜひおすすめしたいのが、秋学期金曜5限に開講される「地域医療システム」です。

地域医療システムとはどのような授業か

〜3ステップで「気づき」を得る〜

授業は

1.地域医療システム概論

2.医学概論

3.政策ディスカッション

の3部で構成されています。

第1部は、日本の医療制度・政策の現状をインタラクティブに学びます。短期間で基礎的な勉強を一通りするため、ちょっと大変ですが、映像教材を使っての予習(事前学習)が必要です。また、分からないことや意見を発表することは、とても歓迎されます。

第2部では現役の医師や保健師をお招きし、医学知識を獲得すると同時に、医療現場への理解を深めます。若手の先生方が、SFCの学部生のために、やさしく、分かりやすく、教えてくれます。今年は、歯科医療、産科・婦人科医療、在宅医療・看取り、精神医療、へき地医療を予定しています。

第3部ではへき地医療、不妊治療、生活習慣病、終末期医療、精神医療など、医療政策上の重要課題を題材に取り上げ、第1・2部で学んだ知識を総動員して、課題解決に向けて議論します。

とても密度の濃い議論ゆえに、日本の医療問題について当事者意識が生まれるだけでなく、問題発見・解決に必要な「気づき」を獲得できるとして毎年好評を博しています。

来るもの拒まず。履修選抜は廃止しました

今年度から、多くの学生に受講してもらいたいという観点から、履修選抜を廃止しました。まさに来るもの拒まず、です。

第1回目は9月23日(金)5限に開講されます。

「学ぶってこういうことなのか」と感じる授業が待っています。

皆様のご参加、お待ちしております。

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