13日(金)、Ω21で作家の島田雅彦氏による講演が行われた。福田和也研究プロジェクトの授業の一環として行われたもので、福田研では、1学期に3回ほど雑誌編集者、ライター、作家などを講師として招いているという。


 島田氏は学生時代に芥川賞を受賞した、数少ない面々の一人。
 講演の内容は、島田氏の小説に対する心持ち・姿勢や、島田氏の作品「すい星の住人」に対する自主規制についてなどで、「小説を書くということは  偽金を作ることに似ている。現実にあるものではないが、作り上げたという現実が実際以上に価値のあるものになっていく」と島田氏。その他、出版の裏話や天皇制の問題について、約60人の学生を前に熱く語った。