日本時間11日(火)夜に発生した米国連続テロ事件から丸2日が経過した14日(金)現在、SFC専任教員向けのML(メーリングリスト)を通して、米国滞在中のSFC教員2名の消息が明らかになった。


 ワシントンDC近郊に滞在の、阿川教授の無事を確認
 ワシントンDC近郊バージニア州シャーロッツビルに滞在中の、 阿川尚之総合政策学部教授の無事が確認された。メールによると、テロが最初に起こった時、阿川教授はワシントンDC発ニューヨーク行きの飛行機に搭乗したところで、飛行機が動き出す前にテロが起こったとの知らせが流れ、全員が降ろされた。阿川教授が後に聞いたところによると、阿川教授がワシントンで飛行機に乗りこんだのと同じ頃、同じ場所を離陸した飛行機がペンタゴン(米国防総省)に激突したという。阿川教授が避難した緊急避難センターでは、周りのアメリカ人がお互いに支えあっており、周辺には星条旗の弔旗が掲げられているという。
 村井教授、JFK空港で足止め
 村井純環境情報学部教授は、事件の1時間前の日本時間11日(火)21時(米国東部夏時間11日8時)に、ブラジルからニューヨーク・JFK空港に到着し、日本向けの飛行機を待つほんのわずかな時間(トランジット中)に事件が発生し、空港に足止めされた。当初は、JFK空港近くの施設に雑魚寝状態だったが、現地時間の12日(水)夜(日本時間13日(木)午前)からは、空室の出ているマンハッタンのヒルトンホテルに宿泊しているという。