26日(金)、「ポップメディア史」のゲスト講師として、タレントの飯島愛さんが招かれ、担当講師の中森明夫氏との対談を行った。θ館は、超満員となり、立ち見や通路に座る人が続出した。講演は、対談を中心にすすめられ、著作「PLATONIC SEX」のエピソードや、映画やドラマについてコメントした。


 慶應のイメージについては、「私は慶應幼稚舎や、中学で東洋英和に落ちたので、うらやましい。」と述べ、「壇上に上がって、初めて先生の気持ちがわかった」と語った。
 ベストセラーとなった「プラトニックセックス」を書くきっかけは、所属するプロダクションの社長の勧め。「書くからには、全てをさらけだすのがカッコいい」との彼女の考えから、あの赤裸々な文章が生まれた。中森氏は数ある自伝のなかで、彼女の本が支持されたのは、“本を書くような人ではない”彼女が書いたからだと分析してみせた。学生からゴーストライターに関する質問も飛び出したが、両氏ともその存在を否定していた。中森氏が、本の数行を取り上げて、「プロならこのような省略した書き方はしない」と  指摘すると、飯島さんは「行間を読み取れ」と笑っていた。
 著書の映画版に関しては「私の話ではない」と述べ、原作に対して多くの脚色や演出がなされていることを匂わせ、「一人の現代の女の子が主人公の映画として楽しんでもらえればそれでいい」とも語った。
 最後には、誕生日をひかえた飯島さんへ向けて花束を贈呈し、会場全体で「ハッピーバースデー」を歌って締めくくった。
 なお、来週までの課題は「飯島愛は今後どうするべきか」。課題には、飯島さんも目を通し、「今後の芸能活動に大いに参考にする」とのこと。 SFC生が飯島愛さんの将来を決めるといっても過言ではない…わけではない、、、か。