18日(金)コンテンポラリーダンサー・振付家の伊藤キム氏による公開ダンスワークショップ(主催:福田和也研究室主催)が体育館とθ館で行われた。約50名が参加し、大盛況に終わった。


 ワークショップでは、歩く・早く歩く・走る・止まる・椅子に座るなど、日常の動作を、繰り返しや周りとの同化により、非日常な文脈で行うことを中心に行われた。「自分の体を遊ぶことがテーマ」とキム氏は語る。
 キム氏は「今回のワークショップは作品作りに近い」「ダンス未経験者 が多い中、皆とてもよい動きをしていて、楽しかった」と語り、今回のワークショップに満足した様子。質疑応答の際は、学生からも多くの質問が出され、キム氏も熱心に答えた。
  【伊藤キム氏 プロフィ-ル】
 1987年、舞踏家・古川あんずに師事。ソロ活動を経て95年「伊藤キム+輝く未来」を結成。96年、バニョレ国際振付賞受賞。作品では根源的なテーマとして日常の中の非日常性」を、風刺と独特のユーモアを交えて表現している。現在は国内外でのツアーやワークショップに加え、レクチャー、他カンパニーへの振付やコラボレーションなども行っている。2月15・16・17日、新国立劇場で作品集を上演。