学部長・委員長が、ネット上での騒動に対し見解を表明
1日(火)から、α掲示板に、SFC学生に向けた「ネットワークの不正利用について」と題した文書が掲示されている。
小島朋之・総合政策学部長、熊坂賢次・環境情報学部長、吉野肇一・看護医療学部長、徳田英幸政策・ メディア研究科委員長の連名で掲示されているもので、ネットーワーク上の匿名掲示板で個人情報の転載や、誹謗中傷などが行なわれているとしたうえで、「このような(ルールを守らない)行為に対して、大学は厳しく対処していく所存である」と、ネット上での慎重な行動を求めている。
8月の薬物疑惑騒動(SFC CLIP9月6日号参照)を始め、今年度に入って、ネット上の匿名掲示板やSFC★MODE内の掲示板などで個人やサークルに対する誹謗中傷が相次いでいる。
掲示文の文面には、「不正利用」が何を指しているかについての具体的な記述は見られないが、今回の掲示文は、これらの問題に対する大学側の公式見解とみられる。
掲示文
2002年10月1日
湘南藤沢キャンパス学生諸君へ
ネットワークの不正利用について
総合政策学部長
環境情報学部長
看護医療学部長
政策・メディア研究科委員長
最近、SFCのCNS上にある学生諸君のホームページ等の内容を悪用し、ネットワーク上の匿名掲示板に氏名、写真等の個人情報を転載し、人権侵害や誹謗中傷、あるいは脅迫まがいの行為が行なわれていることが少なからず報告されている。
SFCの研究・教育は自由と自己責任を原則として、一人ひとりの学生がネットワーク環境の利用ルールをきちんと守ることにより成立しているものである。このようなルールを破る行為はSFCの研究・教育理念をないがしろにするものであり、行なってはならないことである。このような行為に対して、大学は厳しく対処していく所存である。
ホームページを利用した個人情報等の発信をはじめとするネットワーク環境の利用に際しては、学生諸君はSFCの研究・教育理念が自由と自己責任によって成立していることを改めて自覚し、慎重に行動してもらいたい。
以上