SFCの女子タッチフットボールサークル"BREAKS"が20日(日)、2002年秋季関東女子リーグにて日本大学LOVERSに次ぐ2位の成績を修め、女子東西大学王座決定戦へ2年ぶり7回目の出場を決めた。12月7日(土)に西宮球技場で行われるこの試合では、関西のリーグをトップで勝ち抜いた神戸ROOKSと、11月4日(月)の試合結果によって決まる第2位のチームと共に、4チームでクロス戦を行う予定。


 タッチフットボールとは、文字通りフットボールを使ったチーム競技だが、アメリカンフットボールよりもルールが比較的易しい。更にタックルの代わりにタッチによってボールを持った走者を止めるため、装具を着ける必要が無いことなどが特徴。
 このスポーツが広まったのは、1992年に冨田勝・環境情報学部教授がアメリカから日本にルールを持ち帰り、後藤定夫・体育研究所非常勤講師、金子郁容・政策メディア研究科教授と共に、「日本タッチ・アンド・フラグフットボール協会(JTFA)」を設立したことに始まる。その後冨田教授が女子チーム第一号としてSFCに結成したのが、BREAKSである。
 日本女子タッチフットボール界のさきがけであるチーム、BREAKS。プレーヤーの一人はSFC CLIPの取材に対して「西宮球技場は今年で無くなるので、ここで行われる決定戦は今回が最後です。そのラストにパイオニアである慶應の名を刻もうと春から練習を重ねてきました。あと1ヶ月半、やれることは全てやって大舞台に挑み、栄光をつかみたいと思います」と答えた。
 東西大学王座決定戦での過去最高の成績は3位。これまで関東勢の優勝は一度も無いということもあり、健闘が期待される。