10日(火)12:40-13:00メディア裏の芝生にて、SFCのサークル劇団EnTRoPy内で結成された実験的な新しい団体である、La Manchaの第2回『お食事処』の公演が行われた。休み時間に突然始まった劇に足を止める学生は80人ほどにのぼり、メディア付近には人だかりができていた。

La Manchaは19日(木)12:40-13:00に『お食事処』の再演を行い、20日(金) 12:45-12:55に第3回『切符』の公演を行う予定である。
 La Manchaは今まで2回、屋外での演劇公演を行ってきた。今後は、『コミュニティ形成』を目標として、SFC内での活動だけでなく、地域の文化芸術団体などとのコラボレーションなど、開かれた形での文化芸術活動を実践していくつもりとのことだ。

今回の試みについて代表の平井顕吾さん(総2)は、SFC CLIPの取材に対して、
 「芝生での演劇では劇場内や文化会館内での演劇とは全く異なります。 これは正に従来の演劇論から脱却し、新たな演劇論を創りあげる必要があり、とても苦戦しています。そういう意味で、二週間という短期間で劇を創るという中で新たな演劇論の血肉となる『良い失敗』を経験でき、大変勉強になっています。芸術の力とは、『あなたの想像をわたしがあなたとわたしとの間で共有する力』だと考えます。芸術は他者がいなくては成り立たない生来的な欲求なのです。私達はそうした他者との巡りあいの機会をつくる場を創造できたらと考えています。」
 とコメントした。