2月26日(水)午後Ω12にて、小林正忠教育奨励奨学金の、2002年度出願者プレゼンテーションおよび2001年度受給者報告会が行われ、3月3日(月)に2002年度受給者が発表された。
 同奨学金は、SFC1期生の小林正忠氏により寄贈された奨学金で、来年度の納入学費に50万円分充当されるもの。SFCの環境や運営に関して顕著な改善や提案を行う学生に対して学費援助を行なうことが目的で、2001年度に設置された。


 今年度の受給者の発表は出願者全員にメールにて行なわれ、「SFC生が就職活動を行う際の就職支援団体SFC JUNCTIONの設立」というテーマで出願した大原万由子さん(環3)の1名が採用となった。
 プレゼンテーション当日は欠席者もおり、7名の出願者プレゼンテーションを行った。その後、2001年受給者4名のうち2名が報告を行った。他2名は、別途報告を行なうという。
 プレゼンテーションには、熊坂賢次・環境情報学部長、小澤太郎・総合政策学部助教授、楠本博之・環境情報助教授ら教授陣ほか職員・学生など合計50名が会場に訪れた。発表者に厳しい意見・質問が投げかけられるなど、会場が緊迫する場面もあった。この報告会の最後に、小林正忠氏は、下記のように述べ、発表者に助言を与えると同時に、選考方法・運営体制について改善していく姿勢を示した。
[小林正忠氏の総評]
  プレゼンはよかったなと思う。ただ、若干具体性にかけていることが残念だった。みんな大上段に構えているきらいがあったけど、身近なことから行動を起こしてほしかった。そして具体的なゴールを設定してやってもらいたい。
 また、昨年度の受給者の進捗状況を聞き、本来は私のサポートや協力体制がもっと必要であったことを反省している。次回からは、もっと事務局との連携をとり、告知、開催の方法などをもうちょっと工夫していきたいと思う。その他今後は、SFC以外で素晴らしい活動をしている学生に関してもフォローしていきたい。