今年の4月に入学する新入生に対し、キャンパス案内や学生生活・下宿の紹介を行なう「春休みキャンパスガイド&下宿紹介」が、学生有志団体Canpus Naviによって企画された。3日(月)から14日(金)にかけて行なわれ、既に約300人の来場者を記録している同企画は、明日最終日を迎える。SFC CLIPでは、Canpus Naviの代表である安井元規さん(総3)に当日の様子に関してインタビューを行なった。

 ――当日の様子について教えて下さい。

当日はスタッフである学生が、自らの経験に即したアドバイスを新入生に行ないました。「自分が1年生だった頃は、残留が多くてほとんど大学にいた」、「私は夜遅くまで大学にいることなんて少なかった」など、様々なケースの経験談を話しながら、わきあいあいと相談にのることができたと思います。

 ――新入生からの感想などは、どんなものが寄せられましたか?

 「ありがとう」という言葉を一番よくいただいたのですが、彼ら高校生は学生生活について勘違いしたり不安を感じている部分が多かったらしく、相談にのることでそれが解消されたことを喜んでいましたね。「クラスターが学科ではないことが分かった」とか「SFCの学生にオタクっぽいイメージを持っていたのだけど、実際はそういった人ばかりでもないのだと分かった」などといった声を聞くことができました。
 入学した後もよろしくお願いします、と言われることもあり、今後も関係を続けていけるくらいに仲良くなれたりすると、スタッフとしても嬉しかったですね。

 ――今後はどのように活動を続けていくおつもりですか?

来年以降も同様の企画を実施していく予定です。
 そもそもこの企画はSFCの1期生、2期生の方々によって始められたもので当時の学部長も賛同していたのですが、実際は地味な企画だから、だんだん存在感が薄くなってしまったんですよ(笑)
 でも、新入生と直接話せて相談にのることができる場というのは、とても貴重なんですね。SFCではWEBやメールによるアナウンスが充実していることが多いんですが、新入生の中にはインターネットに接続できる環境を持たない人もいる。携帯電話のメールしか受け取れない場合も多いんです。だから、面と向かってコミュニケーションを図れるこの企画は、特にイベント性がなくとも続けていくべきだと思っています。
 新入生と直に接して、色々教えたい、伝えたいという方は、後輩がたくさんできるこの企画のスタッフをして下さると、とても嬉しいです。
 連絡先:安井元規 [email protected]