2004年の東京国際芸術祭「リージョナルシアター・シリーズ」にぺピン結構設計の参加が決定した。リージョナルシアターは、東京以外の地域を拠点に活躍し、今後が期待される若手・実力派演劇団体を紹介する企画として1999年秋に始まったもので、ぺピン結構設計は初めての参加となる。


 作・演出を務める石神夏希さん(政・メ1)はSFC CLIPの取材に対し、「この参加はペピン結構設計にとっての大きな一歩。地元の劇場である横浜STスポットとの協力体制の中で成長して来たことや、昨年の神奈川芸術文化財団主催戯曲賞の受賞、多くのSFC生を含む観客の方々の支え、そして全員がフラットに話し合いながら各人の考えを重視して作品を作っていったプロセスなどが評価されたのだと思う。地域性がこれまで強く打ち出されてきた演劇祭だけれど、それに囚われず、これまで築いてきた関係性を大事にしながら今後の方向性を見極める機会にしたい」とコメントを寄せた。
 公演は2004年1月-2月に東京芸術劇場小ホールにて行われる予定。
【ぺピン結構設計プロフィール】
 1999年、SFCの学生を中心に結成。2000年より本格的に学外での活動を始めて以来今日まで「地域性」に関心をもつメンバー各々の「生活」での様々な興味・疑問を着眼点にて、たのしくげんきな作品作りを進めている。昨年11月に「東京の米」が第2回かながわ戯曲賞最優秀賞を受賞、作・演出を務める石神夏希さんは今年2月には若手演出家コンクール2002奨励賞も受賞した。