政府の進める構造改革特区構想で、鶴岡タウンキャンパスは、4月に「バイオ特区」として1次認定を受けた。特区が適用されたのは大学関係では全国初のこと。それに伴い、6日(金)、花・環境情報学部助手ら中国人研究者3名の在留期間の延長が仙台入国管理局より許可された。


 これは、「バイオ特区」の「外国人受け入れ事業」に関する規制緩和事項によって実現された。これまで、通常外国人研究者は「教授」としてのビザを1年、あるいは3年ごとに更新する必要があったが、今回の「バイオ特区」が認められたことによる規制緩和措置で、「特定活動」として最長5年の国内滞在が認められることとなった。
 鶴岡バイオキャンパス特区計画は、鶴岡タウンキャンパスを中心に、山形県鶴岡市の全体をバイオのキャンパスとして位置付けるもの。先端的な研究から、市民の基礎的学習や交流活動まで幅広い事業を展開し、バイオ研究の拠点と、それを支える社会基盤の形成を図るのが目的である。「外国人受け入れ事業」はその一環として、外国人研究者の受け入れ環境を整備し、優秀な研究者を招聘しやすくする狙いがある。