24日(金)から千葉・幕張メッセで開催中の「東京モーターショー2003」で、清水浩研究室の「省エネルギー」、「安全性」、「快適性」を追求した電気自動車「Eliica」(エリーカ)が注目を浴びている。


 清水研究室が出展する部門は今年新設された「カロッツェリア部門」。「カロッツェリア」とは、イタリア語で「車体を製造する人」を意味し、自動車メーカー以外からの出展がここで可能となった。
 1日目と2日目のプレスデーには多数のメディアが取材に訪れ、22日(水)の日産自動車カルロス・ゴーン氏のプレゼンテーションを皮切りに、2日間で様々な形のプレゼンテーションが行われた。
 清水研究室のブースでは23日(木)10:50より、プレス向けのショータイムであるプレスブリーフィングを開催。堀美奈子政策メディア研究科研究員の司会のもと、吉田博一政策メディア研究科教授、清水浩環境情報学部教授が挨拶を行った。その後、東京モーターショー出展の概要、車体に使われている技術説明などが行われ、国内外メディアからの取材を受けた。今回は「Eliica」の他に、最高速度311.67kmを達成し大きな話題を呼んだ「KAZ」、集積台車の概念模型(台車の設計技術の1つ)も展示されている。
 広報・渉外担当の小田佳さん(環4)は「自分達が東京モーターショーという世界最大級の展示会において、世界の自動車メーカーと共に出展出来たことは非常に嬉しいです。EliicaやKAZのインパクトは他社に負けないものがあります。残りの会期中、より多くの人にリチウムイオン電気自動車の可能性を理解してもらえる様に努めたいと思います。」と話している。
 また、コンパニオン・受付 谷口浄子さん(総3)は「トヨタなどのブースのような派手さはないけれど、質と内容では負けていないです。学生ならではのMCやコンパニオンの新鮮さもあります。」と語った。
 期間中は展示だけでなく、MC・コンパニオンによるショータイムも随時開催される。東京モーターショー2003は11月3日(日)まで、千葉・幕張メッセで行われている。