横浜市立大学に来年度から置かれる理事長の予定者に決定したため、SFCを3月で去ることになった孫福弘総合政策学部教授を送る会が、1月29日 (木)、湘南台駅東口にあるイタリア料理店「AKI’S 湘南台店」で開かれた。孫福教授は、慶應義塾職員としてSFC開設当時に初代湘南藤沢キャンパス事務長を務めたこともあり、その後2001年7月より総合政策学部教授となった、SFCの歴史に深く関わる人物である。当日は、孫福研究室や孫福教授担当の「近代史」、「教育評価論」の履修者ら20名あまりが集まり、親しんだ「まごさん」との別れを惜しんだ。


 孫福弘 孫福弘
 懇談のあとの最終講義と称した挨拶で、孫福教授は「若いうちに自分の可能 性を限界まで試してほしい。そのときの生き方が将来の生き方になる」と64歳の誕生日を間近に控えてこれまでの人生を振り返りつつ、学生たちにエールを送った。またSFC CLIPの取材に対し、孫福教授は「SFCに関わった十数年間は人生のハイライトだった。これから行く横浜市立大学でも、また新しいハイライトとなるようにしたい」と語った。
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