4日(土)、「孫福さんを偲ぶ会」がSFCにて開催された。6月17日(木)に逝去された孫福弘 元総合政策学部教授を偲んで、生前の関係者ら有志によって主催されたものである。

会は「植樹の会」「偲ぶ会」の二部に分けられた。
 「植樹の会」では、参加者の手で「辛夷(こぶし)」の若木が植えられた。場所は、キャンパス正面階段付近、「三田会の杜の碑」の後ろ。キャンパスを正面から見据えるような位置である。木・場所は、石川幹子環境情報学部教授によって選ばれた。
 後半の「偲ぶ会」では、主にSFC黎明期の頃の、孫福氏の人柄・ご活躍が語られた。それら談話の後、「この辺りで孫福さんが締めくくって下さるような錯覚を覚えるのですが」と司会が語った。まさに、故人に同席していただいているような和やかな雰囲気の中、会は進められた。終盤には、生前に湘南台の飲食店「AKI'S」にて研究会の学生に説いた、「最後の講義」のビデオが放映され、参加者はこれに耳を傾けた。