27日(土)と28日(日)、新潟中越地震復興支援のチャリティイベント「SMILE」がθ館で開催される。これは、普段θ館でのイベントに関わってきた音像工房やKOEなどの団体有志でつくる「SFCチャリティイベント実行委員会」の主催。発起人で代表の今村修一郎さん(環3)と事務局長の中川真由美さん(総3)に、イベントの詳細や開催のきっかけについてお話をうかがった。


—イベントを行うきっかけとなったのは?
 夏休みに新潟へドライブに出かけたとき、食事や景色などいい思い出をいっぱい作らせてもらいました。しかし今回の地震で自分が通った関越道などがボコボコになっていて、とても他人事に思えなかったんです。最初は自分で新潟に行こうかと思ったけども、むしろ迷惑になりそうな気がして。だったら、こちら側で企画やるのが好きなひとたちに声をかけたほうが、一人の力より大きくすることができると思ったんです。
—具体的にどのようなイベントが予定されていますか?
SFCは音楽に関心がある人が多いので、チャリティコンサートをやります。アインクライネスオーケストラをはじめ、パンクバンドなども含め、2日間で10組ほどの団体が出演します。プログラムは2日で別の内容になっているので、ぜひ2日とも来て欲しいと思います。
θ館というのは、お客さんとの距離感があまりなくて、一体感が生まれやすいと思うんです。まったく新しいことじゃなくて、それぞれが持っているノウハウを総動員して、新しい目的を達成します。目的というのは、その音楽を楽しむということよりも、一緒になって新潟のみなさんを応援するということ。スタッフはイベントのために走り回るということで、出演者は自分の音楽で観客を楽しませるということで、自分たちの気持ちを表現したいと思うんです。
—気になるチケットの金額は?
チケットはもう販売を始めています
一日あたり、大学生以上1000円です。少し高い価格設定かもしれませんが、これは集客を考えた価格設定ではなくて、音楽イベントへの対価というよりも、自分の気持ちで募金するというのが欲しいので。
—販売の目標金額はどのくらいですか?
義援金の目標は、30万円です。でも募金箱にお金を入れるだけではなくて、一人で支援してるのではなくて、みんなで支援してるのだという一体感を味わって欲しいと思います。目指しているのは、そこなんで。集めたいのは「お金」と「気持ち」です。普段のイベントって、どちらかになりがちだと思うんですけど。
—最後にメッセージを。
スタッフまだまだ募集中です。お金はないけど足なら提供するっていう人は、ぜひスタッフに来てください。1日だけでも、できる範囲で構わないので。「自分は舞台に立てないからスタッフをやる」といった気持ちをチャリティにぶつけるのも、その関わり方のひとつだと思います。
そして、自分たちでさらにできることはないかと探してくれるきっかけになってくれればいいと思います。会場にいらっしゃるお客さんには、今まで見たことが無い大学生の魅力(表現力・行動力)をぜひ見て欲しいと思います。いい機会なのでぜひ見てください。