渡辺靖 環境情報学部助教授の著作『アフター・アメリカボストニアンの軌跡と<文化の政治学>』(慶應義塾大学出版会)が、2004年度のサントリー学芸賞(社会・風俗部門)を受賞した。8日(月)、サントリー文化財団によって記者発表された。


 SFC関係者による受賞は、竹中平蔵教授(1984)・小熊英二助教授(1996)に次ぐ三人目。『アフター・アメリカ』は出版当初より各新聞の書評欄に取り上げられるなど、注目を集めていた。記者会見ならびに授賞式は12月14日(火)。
渡辺靖助教授のコメント
 とても多くの学部生・院生の皆さんから、お祝いメールをもらいました。どうもありがとう(一人一人に返事を出せなくてすみません)。もっといい本や、出版されずにいる立派な論文はたくさんありますから、ちょっと運が良かっただけです。でも、あの頃の思い出が詰まっていることは確かです。ちなみに表紙の写真は僕が撮りました。
 ただ、「SFCの伝統は未来にある」というのが僕の信条なので、明日からは<アフター・アフター・アメリカ>を考えていきたいと思います。
 学生の皆さんもいろいろな論文に取り組んでいると思いますが、苦労した分だけ、きっといい思い出になりますよ。