21日(火)、独立法人 情報処理機構は、2004年度第2回未踏ソフトウェア創造事業の採択結果を発表した。この中で、須子善彦さん(政・メ)を代表とする「ユーザ間の主観的センス共感度を用いたWeblog検索システムの開発 」や江渡浩一郎さん(SFC2期生)の「メール・Web・会議を垂直統合するグループウェア」が採択された。


 今年度第1回にも、斉藤匡人さん(政・メ)の「3D-tcpdump:3次元ネットワークブラウザ」が採択されており、SFC生を中心とするものが昨年に引き続き、多く採択されている。
 須子さんの事業は、「ユーザ間のセンスの近さを用いて、自分にとって有益な情報がマグネットのように自動的に自分に集まってくる」というWeblogリーダの開発で、「一人一人のユーザ中心の情報収集を可能にする」という。
 受賞にあたり、「私たちの研究グループは、過去3年間に渡ってソーシャルネットワークなどネット上の信頼について研究してきました。このプロジェクトは、その成果を形にするものです」とコメントした。有償スタッフ(プログラマ)、あるいは、共同研究者という形で、現在プロジェクトメンバーを追加募集している。