SFCの2期生で、楽天株式会社の元副社長である本城愼之介氏が、4月に開校するコミュニティスクール「横浜市立東山田中学校」の校長内定者に選ばれたことは、記憶に新しい。以前から「夢は自分の学校をつくること」と語っていた本城氏だが、彼はどんな学校を理想としているのか。本城さんとともに「未来の学校」を探るべく、25日(金)に彼をゲストに迎え、「"まねしたくなっちゃう学校"を創ろう」第1回CMRディスカッションフォーラムが開かれる。参加には、事前申し込みが必要。


 慶應義塾大学CMR(Community Management Research)プロジェクト(金子郁容研究会・玉村雅敏研究会)は、コミュニティスクールの提案、その実験校の実態調査、支援ツールの開発、学校評価の支援ツールの開発などの活動を通して、新しい学校づくりにおける「協働」の可能性を模索していた。
 そのような中、「未来を創る大学」としてスタートした、学生を含んだ、SFCを構成するメンバーが、未来の学校づくりへの挑戦に参加することには十分意義があり、SFCの行っている「現代的教育ニーズ取組支援プログラム」の一環として行われるワークショップ企画としてもふさわしいテーマであると認められた。
 このような経緯に加えて、フォーラムのコーディネータである玉村雅敏 総合政策学部講師が本城氏とSFCの「秋祭」の立ち上げから交流が続いていることもあり、今回のゲスト参加が決定した。
 SFC CLIPは今回のディスカッションフォーラム開催に先駆けて、ゲストの本城氏、コーディネータの玉村氏に意気込みを聞いた。
▼本城愼之介氏
 「みなさんは、未来からの留学生です」SFCの初代総合政策学部長の加藤寛さんは、僕ら学生によくこう言ってました。
 教育は、未来を創っていく仕事です。東山田中学校からどんな未来が創造されていくのか、僕もワクワクしています。今回のディスカッションフォーラムで、そのワクワク感をぜひみなさんと共有したいと思っています。
▼玉村雅敏さん
 SFCは、未来を創る大学です。そのSFC場で、本城さんと参加者とで、ワクワクしながら、一緒に学校づくりを考えながら、参加者それぞれができることを考え、未来からの留学生として、未来を創造していくきっかけを紡ぎ出していければと思います。