15日(土)に、秋祭とマイクロソフトのコラボレーションイベント、「Microsoft Pavilion @ Omega」が行われた。Ω館を広く利用して終日に渡って行われ、Xbox360の試遊台設置のほか、WindowsVistaのデモ、ImagineCupの紹介など様々なセッションが行われ、貴重な体験に参加者は満足した様子だった。

Xbox360は12月10日(土)発売の次世代ゲーム機。当日は、試遊台が4台設置され、さくらももこさんがキャラクターデザインを手掛けたパーティーゲーム「エブリパーティ」と、水口哲也氏がプロデュースしたXbox360の目玉タイトル「NINETY-NINE NIGHTS」の2種類のゲームが用意された。

9月の東京ゲームショウに続き、関東でXboxで遊ぶことのできる2回目の機会となったため、各ゲーム専門誌に取り上げられるなど、ゲームファンの注目も集めた。この日の参加者達は、家族連れの姿も目立ち、高性能のゲーム機が実現する美しい映像でのゲームを体験することができた。

また、Ω館2階では様々テーマのセッションが行われた。デベロッパー&プラットフォーム統括本部の田中達彦氏によるマイクロソフトの最新技術についてのセッションでは、WindowsXPの次世代OSとして開発されているWindowsVistaが実動しているPCを用いて、新たなユーザーインタフェースの実演などが行われた

他にも、SFC出身のマイクロソフト社員が就職から現在までの自身の経験語るセッションや、今年の大会でSFC生チームも活躍したImagineCupの紹介、MSNのサービスの実践法など多様性に富む内容となり、集まった聴衆が熱心に耳を傾けた。しかし、事前告知が不十分だったこともあり、参加者が少なかった点は悔やまれた。

今回のイベントは、秋祭実行委員会がマイクロソフト社に協力を依頼する形で実現した。また米Microsoft社よりMSMVPとして受賞した小野雄太郎さん(環2)が、今回の企画の実現に大きな役割を果たした。小野さんはSFC CLIPの取材に対して、「東京ゲームショー後初めてとなるXbox 360試遊台の設置は、様々なメディアに取り上げられ、大変注目を集めることができたと考えています。来場された方々にも発売前の最新のゲーム機を、存分に楽しんでいただけたのではないかと思います」とコメントを寄せた。