10日(金)からインタラクションデザインラボによる、「電車展 -Suicaがひらく未来の列車-」が日本最初の鉄道が走った横浜の地で行なわれている。未来の鉄道空間をデザインする様々提案が展示され、多くの来場者で賑わった。開催は明日11日(土)まで。

湘南藤沢インタラクションデザインラボラトリでは、JR東日本研究開発センター フロンティアサービス研究所と未来の鉄道空間の共同研究を行なっている。鉄道の空間を「身近な他者」を感じられる機会として捕らえ、その中のコミュニケーションを支援するための様々な技術を提案している。

特にSuicaを用いることで得られる個人の特性をサービス活かすことを中心に据えており、個人の興味に合わせた情報を窓ガラスに表示するシツテムや、優先席利用対象者のSuicaでのみ折りたたみが解除できる座席、タッチディスプレイとSuicaを利用した個人向け運行情報案内などのデモが会場では見ることができる。

また、安村通晃環境情報学部教授とゲストによるセッションも開催されており、多くの来場者が熱心に耳を傾けていた。