6日(月)、「慶應藤沢イノベーションビレッジ」(略称:SFC-IV)が看護医療学部近くに開業した。同施設は起業支援と地域活性化を目的に掲げ、地域企業と大学研究のマッチングを進めるなど、総合的な企業支援機関となる予定。清水浩環境情報学部教授、花田光世総合政策学部教授などSFCの教員、SFCの卒業生や在学生によるベンチャー企業、藤沢市内のベンチャー企業など28者がすでに入居している。


 SFC-IVの設置計画は慶應義塾大学、独立行政法人中小企業基盤整備機構、神奈川県、藤沢市の4者が連携して2003年から進めてきたもの。同施設には高速ネットインフラが整備されているほか、企業支援を専門に行うインキュベーション・マネージャーが常駐し、個人、学生、教員、企業からの相談を受け付ける。
 今回入居したベンチャー企業の一つ、株式会社プラスゲーテで取締役を務める花崎智弘さん(総3)は、「施設にはいろいろな企業が入居するので、それらの企業、大学との研究と連携しつつ、新事業を世に出していきたいと思います。インキュベーション・マネージャーにはさまざまな支援(販路開拓や経営的アドバイス)を期待しています」とコメントした。