情報技術基礎やプログラミング入門といった汎用導入の情報処理科目では、SA・TAによるサポートが授業内容の理解には欠かせないが、最近は応募者が減少傾向にあると言う。SFC CLIPではこの問題について、情報技術科目TA/SA募集担当を務める服部研究室の清水智公さんに取材を行った。


 清水氏によると、ここ数年に渡って絶対的に減少しているそうだ。各授業にTA・SAが3人ずついるのが理想的と考えられている。しかし14日夜の段階でも、春学期に開講される33の講義の中で、既に3人が登録されているものは半数以下の15に過ぎない。全体としてはのべ67人が登録されており、各授業平均ではほぼ2名の応募しかないことになる。授業開始時にはさらに半分しか登録者がいなかったいうので、事態は深刻だ。
 このように応募者が減少した原因について清水氏は、履修制限や選抜、語学の変化などの他に、情報技術科目と同じく4・5限に行われることの多い研究プロジェクトに、SA募集のターゲットとなる2年生が以前より積極的に参加するようになったことも挙げた。
 なお、応募資格は他のSA・TA同様で、SAの場合は担当科目について既に単位を取得済みで、かつその成績が優秀であることが望ましい、とされている。