10日(水)、動画などを非営利目的で公開・共有できるプラットフォーム「VOLUME ONE」を慶應義塾大学デジタルメディア・コンテンツ統合研究機構(DMC)が公開した。DMCのLYKEION Project(デジタルシネマプロジェクト)の研究の一環として開発された。


 DMCは文部科学省の科学技術振興調整費の「戦略的研究拠点育成プログラム」に採択されて2004年に設立された団体。「デジタルコンテキスト(デジタルコンテンツ素材を利用目的に沿って生成・加工などをすることでデザインされる、シナリオをもったデジタルコンテンツ)」の創造を推進し、他機関と連携した研究や人材育成を行う。
 現在の「VOLUME ONE」はベータ版であり、コンテンツをアップロードできる人物も映像クリエイターら6人のみに限られている。しかし、その他のユーザーでも、6人が話し合った上でIDとパスワードを発行すれば動画を投稿することができるという。今後、正式版がリリースされた場合は、アップロードするのに相応しくない動画などが無秩序にアップロードされることを防ぐシステムを維持したまま、サービスを展開していく。