1日(木)、藤沢市辻堂新町に「ミスターマックス湘南藤沢ショッピングセンター」がオープンした。「ミスターマックス湘南藤沢ショッピングセンター」の敷地面積は約5200平方メートルで、隣接する湘南地区最大のショッピングセンター「湘南モールフィル」と合わせると、東京ドーム約2個分の敷地面積を有する大規模な小売業の集積地が誕生した。

◇駐車場など融通し合い、相乗効果を期待する
 ミスターマックスの出店で辻堂新町には大規模ショッピングセンターが2つ隣り合うという事態になるが、両施設の出入り口は道路を挟んで向かい合っており、回遊性に配慮している。また駐車場を融通しあうなど、2つのSCは協調し合い共存共栄を目指すとのことである。

◇進む小売業の郊外立地
 このほかにも6月下旬には茅ヶ崎に大型家具専門店「ニトリ」が出店し、今夏には藤沢駅前に日本最大規模のビックカメラが出店する予定だ。
 近年顕著になったこれらの大規模商業施設の出店のうち、撤退した丸井藤沢店跡地に出店するビックカメラ以外の施設は全て郊外立地であり、小売業の撤退が相次ぐ藤沢駅近辺の市街地の空洞化が進む。
 改正都市計画法の施行を前にショッピングセンターの出店が全国各地で相次ぐなか、大規模ショッピングセンターが2つ隣り合うという事態は時代を象徴する出来事といえそうだ。