25日(土)、コラボレーション技法(担当:井庭崇総合政策学部専任講師)の発表会が行われた。この授業は、グループワークによってアイデアの創出法を実践的に学ぶもので、「エグいグルワ」、つまりハードなグループワークとの呼び声が高い。


 受講者は「見えないものが見える装置」というテーマをもとに、1グループ5、6人ずつ、計15グループがパワーポイントや映像、劇を使って発表をした。発表会にはSFCの卒業生もゲストコメンテーターとして参加し、口々に「今年の発表会は今までで一番質が高い」と感想を述べていた。
 発表後には参加者全員により投票が行われ、見事1位に輝いたグループのメンバーは、「各々の得意分野が生きたのがよかった」と嬉しそうに語った。この投票に関しての井庭講師のコメントは「投票という形式をとったものの、それぞれのグループにいいところがありました。大事なのはコラボレーションのプロセスなので、失敗ということはありません」というものであった。
 ゲストコメンテーターに招かれた電通の石元龍太郎氏(05年環卒)は、学生に対し「社会にでると今回のプレゼンの経験が役に立ちます。技術だけでなく哲学レベルでも企画をつめることが大切ですね」と語った。また、日本電気株式会社(NEC)の松浦廣樹氏(06年総卒)は「みんながあっと驚く付加価値をつけよう。会社では頼まれたことだけをやっているのではだめ。今回の経験を生かしてほしい」とコメントした。
 なお学内限定で、この発表会の様子をグローバルキャンパスの補講の項目で見ることができる(https://gc.sfc.keio.ac.jp/cgi/internal/in_class_list.cgi )。