今年10月から藤沢市のゴミ収集が有料になることが決まり、4月から準備段階として戸別収集が開始される。ゴミ袋の価格設定は、5リットル100円から。


 藤沢市は分別収集の細分化などで、ゴミの減量や資源化率の向上などの成果を挙げてきた。しかし、市内に新しい最終処分場の建設ができないため、既存の処分場を長期利用する必要があり、劇的なゴミの減量を狙って今回のコミ袋有料化に踏み切った
 ゴミ袋は10枚一組で、可燃ゴミ用と不燃ゴミ用の2種類各4サイズがある。販売予定価格は、5リットル100円、10リットル200円、20リットル400円、40リットル800円である。これらの収集袋の販売は9月から始まる。
 また、今年4月からは先行して戸別収集が行われる。戸別収集とは、ゴミ収集員が一軒ずつゴミを集めに行くというもの。これにより、市の収集対象ではない事業系のゴミを、家庭ゴミと分別することができる。また、カラス対策となるため、収集所の清潔維持にも効果的と考えられている。
 今回のゴミ袋有料化に伴い不法投棄の増加が懸念されるが、市は対策として不法投棄パトロールの強化、警告看板の設置、警告センサーの増設などを予定している。