「いずみ野線延伸研究会」が、2004年から検討してきた相鉄いずみ野線延伸への研究成果を松沢成文神奈川県知事に報告した。この報告書によれば、いずみの線延伸によってSFC前に駅ができることは必至。しかし、実現にはまだまだ時間を要するようだ。


 この研究会は県に事務局を置き、倉見地区に計画されている新幹線新駅へのアクセス路線として、湘南台からのいずみの線延伸を検討・評価していた。延伸区間は湘南台から新幹線新駅周辺までの約8kmで、SFC付近を含むの3つの中間駅を想定。一般の鉄道や、LRTと呼ばれる車道との併用軌道などの含めた可能性を探ってきた。
 報告書では鉄道、LRT、鉄道とLRTを組み合わせた導入パターンが比較されているが、LRTのみで主要交差点を立体化させる案が、1日あたり5万人前後の利用客を見込んでおり、最も黒字になるとしている。今後検討すべき課題としては地域のコンセンサスが挙げられており、「SFC前駅」の完成はまだ先の話になりそうである。