12月25日、義塾は東京大学、京都大学、早稲田大学の3大学と大学院教育における大学間学生交流に関する協定の締結を発表した。2008年4月から開始される予定で、4大学間であればどの研究科とも交流を行うことができる。


 今回の協定で、相互交流を通した研究指導を行う「大学院学生交流連合体(交流連合)」を形成した。この連合に所属する大学院生では、所属する研究科と派遣先の研究科の協議で認められれば、他大学の研究室に所属して研究指導を受けることができる。学費は所属大学分のみで、博士学位論文審査に派遣先の指導教員が加わることもできる。
 これまで義塾では理工学研究科及び政策・メディア研究科で主に留学生を対象として、海外の大学と義塾の学位を同時に取得できる「ダブルディグリープログラム」を設置している。今回の協定では学位は所属研究科からのみ認定されるが、他の3大学と共に学問領域をカバーする体制が構築されたことで、研究の幅を広げることが可能となった。