SFCに車でアクセスする場合、利用するインターチェンジはどこだろうか。現状では、東名高速なら、町田か厚木。横浜新道を使えば戸塚である。しかし3年後までにこの地図が大きく変化することをご存知だろうか。

SFCから東名高速道路の厚木インターまでは直線距離でも7km以上。相模川を挟む上、都心方向からのアクセスでは逆行する形になる。そのほかのインターチェンジも、いずれも10km以上彼方に位置している。残念ながら、それほど道路の便が良いとは言えないのが現在のSFCである。
 しかし2010年度には、SFCから僅か5kmにも満たない位置に新たなインターチェンジが設けられようとしてる。これが、「さがみ縦貫道路寒川北インターチェンジ」である。
 さがみ縦貫道路は、首都圏の3環状9放射の最も外側を担う圏央道の一部である。横浜国道事務所が所轄する神奈川県内の一部区間がこの愛称で呼ばれ、南は新湘南バイパスから分岐する西久保JCT、北は相模原ICまでの21.4kmの区間で構成されている。
 全区間4車線でほぼ相模川に沿うルートで建設が進められており、東名とは厚木ICの対岸にあたる海老名北JCTで交差する。この海老名北JCT付近が09年度に先行して開業し、10年度にはさがみ縦貫道路全線での開業が予定されている。
 そして、この海老名北JCTから南下して最初のインターが先述の寒川北インターチェンジである。
 予定地からSFCまで、現状でも車で10数分で到達した。インター周辺のアクセス道路が整備されれば、所要時間はさらに短縮されるだろう。僅か3年間でSFCへの車でのアクセスルートは、大きく変化しそうだ。