13日(土)の3・4限、元総合政策学部長の井関利明名誉教授と、井庭崇総合政策学部専任講師との対談が行われる。τ11にて、「新しい時代の知と方法の原理を探る」というテーマに基づき、約3時間かけて議論が繰り広げられる予定。


 この対談は、「モデリング・シミュレーション技法」(井庭専任講師担当)の授業の一環として行われるものだが、誰でも聴講可能。これからの社会の捉え方や、学問分野の枠を超えた超領域的な研究・思想等について、刺激的な話の展開が予想される。
【井関利明(としあき)氏・略歴】
 1959年義塾経済学部卒業、1964年同大学院社会学研究科博士課程修了。社会学博士(慶應義塾大学、1979年)。米国イリノイ大学留学、義塾産業研究所所員、同文学部教授を経て、1990年より同総合政策学部教授。同総合政策学部長、千葉商科大学政策情報学部学部長を歴任。専門分野は、行動科学、科学方法論、政策論、マーケティング論。
 主な著書に、『消費者行動の理論』(共編著、1969)、『福祉志向の論理』(1976)、『労働移動の研究:就業選択の行動科学』(1977)、『ライフスタイル全書』(1979)、『生活起点発想とマーケティング革新』(1991)など多数。
 本対談に関係が深い論考には、「ディジタル・メディア時代における「知の原理」を探る: 知のStrategic Obscurantism」(『メディアが変わる知が変わる』、1998)や「『創発社会』の到来とビジネス・パラダイムの転換」(『創発するマーケティング』、2008)がある。