1日(木)、大麻取締法(所持)違反の疑いで総合政策学部4年、前田泰平容疑者が逮捕された。昨年から相次ぐ大麻による塾生の逮捕に、SFCでも波紋が広がっている。


 各社報道によると、前田容疑者の住むマンションの宅配ボックス内にあった乾燥大麻をマンションの管理人が発見したことから容疑が発覚した。前田容疑者は03年に入学後、在学中である06年12月にも大麻譲り受けの疑いで逮捕後、起訴猶予に。この時退学処分にはなっていなかった。
 SFC学生支援担当課長は、SFC CLIPの取材に対し、「教職員の学生に対する希望や夢を裏切るような行為はしないで貰いたい」と語った。SFC生からは、「同じ塾生として恥ずかしい」「大麻問題はひと段落したと思ったのに」といった声も聞かれている。
 義塾では昨年、相次いだ大麻に関する事件への対策として、今春から入学時ガイダンス等での薬物問題に関する指導、授業科目の設置などを行うと発表していた。また12月には、安西塾長が塾生に対して大麻問題についての講演を行った直後だった。