【卒業準備特集】SFC時代のメール、Gmailで残しませんか?

もうすぐ卒業の季節。SFC CLIPではこれから卒業式に向けて、SFCからの巣立ちをサポートする情報をお届けします。今回は、在学中に使っていたメールをGmailに移行する方法をご紹介!

　SFC-CNSで提供される「@sfc.keio.ac.jp」のメールアドレスは、多くのSFC生が在学中フル活用しているのではないだろうか。しかし、現在殆どの学生が利用している「IMAP」ではサーバ上にメールを保存しているので、卒業後の送信はもちろんだが、閲覧も難しくなってしまう。
　「卒業生SFC-CNSアカウント」の利用契約(有料)を結んだ場合、引き続き同じようにメールを利用できるが、このサービス自体が来年度末で終了する予定であるため、根本的な解決にはならない。そこで、代表的なフリーメールサービスであるGmailに、在学中のメールをコピーしてはどうだろうか。

なぜGmail?

GmailはGoogleの提供する無料のメールサービス。今回このサービスを選んだのは、他のサーバのメールアカウントからメールを取り込む機能が充実しているからだ。それに7GB以上の容量が確保されているので、在学中に重い添付ファイルをやり取りしていた場合も問題ない。
　もちろん、Gmail以外のメールサービスを既に活用している場合や、Googleのサーバ上ではなく手元のパソコンにメールを保存したい場合もあるだろう。そのような場合も一旦Gmailへ移行しておけば、POP3やIMAPに対応しており、卒業というタイムリミットもないので扱いやすい。

ステップ0 : Gmailアカウント持ってますか?

既にGmailを利用している方はログインして次のステップへ。また、PicasaやiGoogleなど他のGoogleのサービスを利用している場合、Gmailも同じアカウントで利用できる。
　初めてGmailを利用するという際は、Gmailログインページ右下の「Gmailアカウント登録」（下図参照）から新規登録できる。

ステップ1 : GmailでSFCアカウントからの取り込みを設定しよう

Gmailにログインしたら、まず右上の「設定」ボタンから、「アカウント」の設定メニューを開く

中ほどの「別のアカウントからメールを受信」欄で、「自分のアカウントを追加」をクリックすると、いよいよメール取り込み機能の設定の始まり。

まずCNSのメールアドレスを入力して、次のステップへ。

いきなり入力事項の多い画面になる。まず、パスワード(CNSのメール用パスワード)を入力し、次に「受信したメッセージにラベルを付ける」の右のメニューから、「新しいラベル」を選択して「SFC」と入力して、最後に全てのチェックボックスにチェック。「アカウントを追加」で次に進む。

次の画面では、とりあえず「いいえ」をチェック。

以上でGmail側の登録作業は終了。上図のように、「@sfc.keio.ac.jp」のアドレスがGmailの設定欄に表示されているはず。

ステップ2 : メーラーで取り込ませるメールを未読に

次にBecky!やThunderbirdなどのメーラーで操作を行う。Gmailから取り込まれるメールは、「受信トレイ」に入っている未読メールだけなので、取り込ませたい過去のメールを、フォルダから受信トレイに移動して未読にさせておこう。

ステップ3 : 後はひたすら次々取り込まれるのを待つだけ

面倒な設定はこれで終わりで、後はGmailが自動的にメールを取り込んでいくだけ。一度の処理では200件までに限定されているため、在学中のメール全てを移行するような場合は、数分おきに徐々に取り込まれていく。

全てのメールの取り込みが終わったら、取り込み機能を解除しておこう。これを省くと、新着メールもすぐにGmailに取り込まれて、既読になってしまう。これで、一連の取り込み作業は完了だ。

おわりに

この手順は、SFCで利用されている一般的な設定を対象として作成していています。普段お使いの環境や設定によってこの限りではない場合がありますので、ご参考程度に思って頂けるようお願いいたします。
　また、Gmailにはこの他にも多くの機能があります。下記のサイトなどを参考に、活用してみてはどうでしょうか。

ぜひ新アドレスで、メルマガ登録してください

ところでSFC CLIPでは、更新をお知らせするメールマガジンを発行しています。今まで読んで下さっていた方も、メールアドレスが無効になるとメルマガが届かなくなってしまいます。
　ぜひ、卒業後も有効な新しいメールアドレスを、画面右上の登録欄にどうぞ。