世界保健機関(WHO)は、新型インフルエンザの感染拡大について全世界に注意を呼びかけている。義塾も、学生・教職員に向けてインフルエンザへの対応を発表した。感染してから焦る前に、正しい予防法と対応を知っておこう。


 GWに突入し海外渡航者の増加も予想される中、もはやインフルエンザについて他人事とは考えていられない状況になってきた。義塾も文部科学省の新型インフルエンザ対策に準じた対応を行うとし、学生・教職員へ注意喚起を行っている。海外渡航時や発症時は大学への報告も必要となるので、必ずチェックしておこう。

Ω館入り口に掲示された注意書き

■予防法
 むやみな外出や他人との接触を避けることが一番の予防だが、社会生活を送る上で外出は避けられない。外出時にできる予防として、まず考えられるのがマスクの着用。マスクの中でも、密閉性の高い不織布製のマスクを使い捨てで使用するのが予防に有効とのこと。そのほか、部屋の換気、外出後の手洗いを徹底するといった予防法も併用するといいだろう。

■症状がでたら…
 症状は従来のインフルエンザと似ており、発熱、せき、喉の痛みなど。義塾では、37.5度以上の発熱または疑わしい症状が出た場合は保健所に連絡するよう指示している。
 病院内では他の患者にうつしてしまう危険性があるため、「感染した!」と思っても、すぐに病院に行ってはいけない。藤沢市では保健所保健予防課に新型インフルエンザ発熱相談窓口も設置されているので、まずは保健所へ電話をして指示を仰ごう。病院へ行く際はかならず事前連絡をし、極力公共交通機関を使わずに移動するように注意しよう。