松原弘典研究室で取り組んでいる「コンゴ民主共和国アカデックス小学校設計建設プロジェクト」が、建築・環境・インテリアのドローイングと模型のコンペであるSD Review2009に入選した。このプロジェクトは、16日(水)-27日(日)に代官山のヒルサイドフォーラムにて行われる入選展で展示される。


 SD Review2009は今年で28回目となる建築展覧会で、若手建築家の登竜門とも呼ばれる。今回、15の入選作品のうちの1つに選ばれた「コンゴ民主共和国アカデックス小学校設計建設プロジェクト」は、松原研がサイモン・ベデロ非常勤講師、長谷部葉子研究会のメンバーと共に進めている、アフリカの中心部に位置するコンゴ民主共和国に小学校を建てるという計画だ。計画は今年で2年目に入り、今後も継続していくという。

屋根の上で作業

松原研に在籍し、コンゴでの作業にも参加した篠田泰平さん(環3)に話を聞いた。コンゴでの作業は、コンクリートの壁に屋根を掛けるというもの。松原研からは6人がコンゴに行き、現地の人と共に2週間かけて作業をした。
 コンゴの公用語はフランス語とリンガラ語で、英語がなかなか通じないため、ジェスチャーやわずかに覚えた公用語でコミュニケーションを行った。在コンゴ大使とも食事をすることもあったという。

校舎

今は展示会に向けて、50分の1模型やパネル作りに追われている。今後は入選した15作品の中から、グランプリに選ばれるように頑張っていくとのこと。
 入選展は、16日(水)-27日(日)にヒルサイドフォーラムで開催されるほか、10月には大阪でも開催される。展示を見て、コンゴに建設が進められている小学校に思いを馳せてみてはいかがだろう。

記念写真