10日(木)、義塾学生支援GPなどが主催する「スタディーツアー2010夏」の合同説明会が開かれる。会場はε11、18:10開始。予約は不要。


※説明会開催日を、当初11日(金)とお伝えいたしましたが、正しくは10日(木)です。誤った情報をお伝えしてしまい、申し訳ありませんでした。
 スタディーツアーは地域でのフィールドワークや研究を志す学生を対象に、学生支援GPと長崎地域力向上プロジェクトが実施しているもの。今年は愛媛県宇和島市や長崎県南島原市、平戸市、新上五島町が対象となる。テーマは、アグリツーリズムや離島における産業振興など。
 各スタディーツアーの詳細は以下の通り。
■宇和島ST『食と農 – アグリツーリズムと地域文脈』(滞在型フィールドワーク)
 愛媛県と宇和島市の協力のもと、豊かな自然資源や地域産品、伊達宇和島藩など歴史資源があふれる愛媛県・宇和島市をフィールドに、7月下旬から8月上旬に1週間程度滞在しながら、フィールドワークを行うスタディツアーを開催します。このスタディツアーでは、宇和島での生活や魅力、課題に触れながら、研究課題の発見及び現地でのフィールドワークを行い、最終日に現地に提言をすることを目的としています。
(担当教員:古谷知之、清水唯一朗、玉村雅敏)

■南島原ST『豊富な地域資源の活用とその仕組みづくり』(滞在型フィールドワーク&調査活動)
 長崎県と南島原市の協力のもと、耕作放棄地の活用促進や、そうめん等の特色ある地域産品を活かした地域振興策、周辺地域と連携した観光の促進についての調査・検討などを行います。参加者でチームを構成し、事前にネットや文献により予備調査を行った上で、9月に1週間かけて南島原市において現地調査や意見交換会を行い、具体的な提案を作成し、必要に応じて、秋に追加調査も行います。
(担当教員:一ノ瀬友博、神成淳司)

■対馬ST『離島の地域資源を活用した産業振興と人材育成』(滞在型フィールドワーク&調査実践活動)
 長崎県と対馬市の協力のもと、雄大で豊かな自然環境と、古くから大陸と日本をつなぐ文化・経済の窓口として培ってきた歴史・文化資源が豊かな対馬にて、多様な地域産品の活用策(豊かな森林で創られた原木椎茸の流通モデル等)、人材育成・交流モデルの調査検討を行い、特色ある産業振興や人材育成の可能性について研究します。参加者でチームを構成し、9月上旬に4日程度の現地調査と意見交換会を行った上で、秋・冬に具体的な活動や追加調査を行います。
(担当教員:神成淳司、高橋武俊)

■平戸ST『豊富な観光資源を活かした地域振興』(滞在型フィールドワーク&調査活動)
 長崎県と平戸市の協力のもと、伝統的な町屋や2011年度に復元予定の平戸オランダ商館などの歴史資源や豊富な農林水産物を活かした、総合的なまちづくりや、観光政策の検討などを行います。参加者でチームを構成し、8月または9月に現地調査と意見交換会を行い、可能性のある課題やテーマを検討し、必要に応じて、秋に追加調査を行います。
(担当教員:古谷知之)

■上五島ST『離島型・地域振興の実践活動』(滞在型フィールドワーク&実践活動支援)
 昨年度、長崎県と新上五島町の協力のもと、つばき油を活用した地域振興や、美と健康の観点からの観光振興などについてのフィールドワークを推進し、提言を行いました。今年度は提言を形にするべく、8月中旬に1週間程度の活動などを行い、住民ディレクターによるPR作成支援活動や椿油のアメニティ開発などの追加活動を行い、離島地域の地域振興に通ずる取り組みを行います。
(担当教員:飯盛義徳)

■煎餅ST・漬け物ST『伝統産品の付加価値向上研究』(共創型・実践活動)
 創業100年や60年の伝統ある事業者や、様々な分野の専門家等と連携をして、店頭での評価、学生ヒアリング調査、製造ラインと一体となった商品開発、店頭などでの試験販売と評価などを行い、具体的な付加価値向上のための取り組みを進めます。
(担当教員:神成淳司)