義塾スケート部フィギュア部門の高橋成美さん(総1)が9、10月に開催されたISUジュニアグランプリシリーズのイギリス大会ペア部門、ドイツ大会ペア部門でともに銀メダルを獲得した。この大会の結果、シリーズファイナルに進むことが決定した高橋さんにお話を伺った。


 9月29日(水)-10月3日(日)、フィギュアスケートジュニアグランプリシリーズイギリス大会がイギリスのシェフィールドで開催された。高橋さんは、カナダ国籍のマービン・トラン選手とペアを組んで4シーズン目となる今季、ショートプログラム、フリースケーティング(以下フリー)とも新しいプログラムでシーズン初戦に臨んだ。
 高橋・トランペアはショートプログラムでダブルルッツツイストリフトとデススパイラルでミスをしてしまい、4位発進となったが、フリーでは、パーソナルベストを更新する100.93ptで1位となり、ショートとフリーの合計得点で総合2位、銀メダルを獲得した。
 これに対し、高橋さんは「ショートプログラムで大きなミスをして、4位と出遅れたけど、あきらめないでフリーでは自分たちの演技が出来たことが大きな収穫。でも、勝てる試合だったので2位はやっぱり悔しかった。」と素直な気持ちを語った。
 また、10月6日(水)-10日(日)にはドイツ・ドレスデンにて同シリーズドイツ大会が開催され、高橋・トランペアは初日に行われたショートプログラムで1位にたち、2日目のフリーでイギリス大会に続いて102.95ptとパーソナルベストを更新したものの、総合得点で159.38pt総合2位。
 高橋さんは「ドイツ大会はショートプログラムでパーフェクトに近い演技ができてほっとした。フリーも悪くない出来だったけど、ライバルの中国ペア(隋文静・韓聰ペア)に勝つためにはもっと難易度の高い技をいれないといけないと思った。次は絶対に優勝したい。」と早くも次の試合に向けて気合いにあふれていた。
 高橋・トランペアはドイツ大会の結果をうけて、12月9日(木)-12日(日)に中国・北京にて開催されるISUジュニアグランプリシリーズファイナルへの進出が確定。
 このイギリス大会、ドイツ大会は2週連続の開催だったが、「大会の開催地は両方ともヨーロッパだったので時差的には楽だったけど、間の練習時間の確保が難しかった。」という。
 ISUグランプリシリーズの次の開催地は日本。この大会にも高橋・トラン組は参加する予定で、日本での開催、シニアの大会ということで「日本に帰るの楽しみ。シニアの試合ではもっとスピードのある演技ができるように頑張る」と大会が楽しみになるような意気込みを語ってくれた。日程は以下の通りで、NHKで中継放送する。
【ISUグランプリシリーズNHK杯国際フィギュアスケート競技大会】
開催日: 10月22日(金)-24日(日)
場所: 名古屋市日本ガイシアリーナ
放送予定(BS-hi)
 10月22日(金)15:00-18:15 アイスダンス/ペア
 10月23日(土)12:00-18:00 男子シングル/女子シングル/アイスダンス/ペア