「総合政策学の創造」では11日(土)の補講内で、「SFCのカリキュラム」をテーマとした政策コーカスの投票が実施される。春学期に引き続き非履修者も参加可能で、教室外からネットを通じての投票も可能だ。投票時間は14:45-15:15を予定。投票には事前の登録が必要。


 「総合政策学の創造」(國領二郎総合政策学部長担当)の補講は「環境情報学の創造」(村井純環境情報学部長担当)と合同で、Ω22に行われる。授業冒頭に最終演説をし、14:45-15:15に投票が実施される。投票時間終了後すぐに開票され、当選者の表彰式が開催。
 票には重みが分けられており、SFC生は1人1票、SFC外の人は1人0.25票となっている。
 SFC CLIP編集部では、メールで各候補者に政策を伺った。

對馬尚グループ

SFCの理念は、自発的に問題発見・解決をする人間を輩出することであり、現行の自由なカリキュラムはその理念を実現するのに理想的です。しかし、高校まで受動的な学びを強いられた多くの学生がSFCの自由な環境で能動的な学びにシフトできず、「迷子の学生」が存在することも事実です。そこで私たちは、全ての学生に問題発見・解決能力を身につけさせるために、究極縛りの少ない形でのシフト系機能向上を提言します。
 入学初学期必修の自己分析WSの導入。SFCでは、学生自身が研究したい問題がなければいけません。大切なのは自分とは何か、良く知ることです。このWSでは先輩の助けを借りながら自分の過去と向き合い、自分の好きなこと、必要なこととは何か常に自問自答することで、能動的な学びに切り替わるためのきっかけをつくります。その他、研究会の自由化と学生による設立、履修選抜の専願制と補欠合格制を導入し、SFC生が自分の学びたいことを学べるより良い環境を提供します。(原文ママ)

水谷洋介グループ

私たち水谷&伊東チームが目指すのは、『学びのコミュニティー』によって生み出される新しい繋がりです。僕たちは3つの問題に着目しました。一つ目は、自分が学びたい分野に関して様々な人の考えを知るのは授業や研究会では限りがあること、二つ目は自分の目標に対してどのアプローチをするのか、そのためにどの授業をとればいいのかが混乱していること、三つ目は学生間の半学半教がより活性化できる余地があることです。まずコミュニティーマップなるものを作り、SFCにおいて誰が何に関心を持ってどのような活動をしているのかが分かるようにします。そしてそれを利用して、履修前後の自己分析と振り返りを促す『学びのデザインレビュー』を軸とした学生による学生のための授業レビューを提供したりや実際に何かの目標に向かって行動を起こす『アクションチーム』の結成を支援します。これらの総称『学びのコミュニティー』をSFC-SFS3.0の新機能として組み込むことが私たちの政策になります。(原文ママ)

クレシ預グループ

(GCを参照)
 SFC-GC「総合政策学の創造2010」12月7日分で、各候補者の政策発表の様子を見ることができる。