9日(水)、成人T細胞白血病の治療のため自宅療養中の浅野史郎総合政策学部教授が自身のWebサイトでSFC復職の意向を示した。


 2009年6月4日、成人T細胞白血病と診断された浅野教授は、治療のため休職し東京大学医科学研究所附属病院に入院した。その後、ドナーが見つかったため国立がんセンターに転院し骨髄移植を行った。そして、体調が回復したため昨年2月3日に退院した。
 現在は自宅療養中であったが、自身のWebサイトで1年8か月ぶりにキャンパスを訪れ、4月からの大学への復帰について相談したと明らかにした。
 保健センターの医師から4月復帰は適当であるとの診断を受け、その後、学事と春学期に担当する授業に関して相談した。その結果、本来担当すべき授業数よりは少ないコマ数でいくと決着したという。
 また浅野教授は同Webサイトで、学生たちに最後の授業で「私は白血病を発症した。しばらく治療に専念する。必ず戻ってくるから、待っていて欲しい」と言い残したことを思い出すなど久しぶりのキャンパスで感慨に浸っていた。
 来年度はキャンパスで浅野教授の授業を受講することができそうだ。