12日(水)、α館4F大会議室でSFC Open Research Forum 2011(以下、ORF)の第2回出展者説明会が行われた。出展者向けに、会場のレイアウトやセッションスケジュール等が説明され、全ブースに設置される「シンカボタン」についても告知がなされた。

新会場東京ミッドタウン、規定も厳しく?

今年から会場が東京ミッドタウンになったため、昨年までと会場の広さや制限だけでなく、規定も厳しくなっているという。また応募出展者数が非常に多かった為、出展者数を減らしたそうだ。現在のブース設置状況やセッションスケジュールなども暫定で、今後決まり次第公表されるとのこと。
 そんな中、今年のORFの全ブースに設置されるという「シンカボタン」について説明が行われた。これは武田圭史研究会の学生チームが中心となって進めているプロジェクトで、各ブースに設置された「シンカボタン」という装置を用いて、ブースの感想を共有できる仕組みだ。来場者は、所持しているSuicaやPASMOに自分のTwitterアカウントを登録し、シンカボタンを利用することで簡単にブースの感想をツイートできるという。

リアルいいねボタンならぬ「シンカ」ボタンとは!?

筧康明環境情報学部准教授

今回、シンカボタンの説明を行った筧康明環境情報学部准教授にお話しを伺った。
 このプロジェクトは武田圭史研究会の学生チームからの提案で始まった。会場を盛り上げる為、感想をフィジカルな仕組みを使って共有しようという試みだ。シンカボタンはORFにある全てのブースに設置する。つまり会場全体でおよそ80個ほど設置する予定だ。その為、各団体にtwitterアカウントを作ってもらう可能性がある。
 去年もPost-Visit Wallの様に、来場者の意見を共有する試みをやっていたが、今年はシンカボタンという形でやる。
 また、ORFオフィシャルサイトとの連動も行う予定。SuicaやPASMOの登録は家でも出来るように検討中だ。その他、出展者向けに自分たちのブースにどれくらいの反響があるのかも分かるようにする予定。現在は実装中で、最終的にどのような仕様になるかは分からないが、次回の説明会ではさらに詳細を説明する。

昨年のORFの「Post-Visit Wall」

昨年のPost-Visit Wallとは違う、新たな感想共有システムが行われる今年のORF、今後の情報にも目が離せない。